fujifuji_tokioのブログ

東京低空いらっしゃいませ。東京のミーハースポット潜入レポ。それに纏わる作品レビュー…

二回の6月30日🗼✈🗽🌄

東京日記📃

東京を描いた作品はたくさんある。

歌、映画、ドラマ、小説、漫画...

東京の何かを描いたもの、ただ舞台が東京で

あるというもの...


f:id:fujifuji_tokio:20181223230935j:image

リチャード・ブローティガン

東京日記【福間健二 訳】

 

こちらはリチャード・ブローティガン氏が、

東京に滞在した、1976年5月から6月に

かけて書いた詩集。

彼の観察で模写された、彼の目から見た当時

の東京、日本人の人々、シーンが切り取られ

ている。

 

私はたまたま、図書館で手にとって、この作

品を知った。作者のことも、知らなかった

し、未だに、彼の他の小説も読んだことはな

い。私は、村上春樹氏の小説が好きなのだ

が、その何かの作品の中で、後にブローティ

ガンの名前を見つけて、おっ❗と思った程

度。

 

図書館に返却後、手元に欲しくなった私は、

Amazonにて、この詩集を購入したのだが、

私が、気に入ったのは、なんだろう、彼のよ

そ者感であろうか。実際、彼は日本語がわか

らないということだから、この旅において、

よそ者として、東京を観察していたのだろう

が、この作品には、例え、そこが彼の馴染ん

だ場所であろうと、彼は、よそ者として存在

しているのではないかと私には、感じられ、

そこに惹かれたのだと思う。

 

久々に手にとって「はじめに」を読むと、雰

囲気で忘れていた、彼の戦争や日本に対する

思い、そういった、彼が日本に来るべきルー

ツとなった背景が書かれている。その中で、

彼は旅が、好きではないというような一文を

見つけた。

ぼくは旅がきらいだ

意外だ。それは、わざわざ移動することが嫌

いということなのか。この詩集から、私が感

じとった彼の人物像は、その人生、そのもの

が、精神的な旅人そのものに感じられた...な

んつって語ったところで、私は、彼のことは

何も、知らないし、他の作品も読めば、また

変わるのかもしれない。

 

彼はもう、この世界にはいない。

ずいぶん前に、自ら、別の世界に旅に出た、

ということ。旅が嫌いだからだであろうか...

 

入手困難だった気がするのですが、アマゾン

で、検索したら、いつの間にか、文庫が出て

いた💪

ブローティガン 東京日記 (平凡社ライブラリー)画像クリック

Amazonチェック✔

 

図書館📕

図書館で見つけて気に入った本と言えば、こ

ちらは大人の絵本❔(子供の頃、こんなタイト

ルのお色気番組があった...)

「地下鉄」も詩のような絵本。

 

地下鉄画像クリックで詳細

Amazonチェック✔

地下鉄 ジミー【幾米】

宝迫典子 訳

 

台湾在住というジミーさんの作品。けっこう

有名な作家さんと思いますが。こちらは旅人

気取りの私が、愛知県の田原市という町に滞

在していたときに見つけて、気に入った作

品。当時、よく知り合いのプレゼントに配

ってた。シニカルな身内には、「なんか、こ

れ読んで、元気をもらってる、あんたが切な

い」みたいに言われたが😂

 

当時、この田原市の図書館は、できたてで、

すごく綺麗で、けっこう憩いの場として、訪

れたものです。時間も距離も遥か遠く...

 

それさえ縮める新幹線はすごい。

 

🚃東京駅 🚄豊橋駅

🚇豊鉄渥美線三河田原駅

東京フジフジ🗻